2月は毎年恒例の某企業向け長期研修があったり、体調不良によりダウンしたりと、なかなか時間が取れずブログを1か月ほどお休みしておりました。本日より再開いたしますので、どうぞよろしくお願いします。
今日はデータマイニングに関して感じていることを書きたいと思います。
マイニング技術は、10年以上前から流通・医療などでさまざまな研究が進んでいますが、最近は特にインターネット(OpenID)、ケータイ(GPS)、電子マネー、RFIDといったところから、マイニングを行うために必要なデータの整備が着々と整っていっている印象を受けます。
・OpenID
OpenIDとは、元はSix apartの技術者が提唱したWeb全体で使える共通のIDです。従来のようにサイトそれぞれでユーザーが個人情報を入力し、IDとパスワードを管理する必要がありません。2006年ごろに提唱されて以来、YahooがGoogle等も団体に参加し始めたことにより、今後のサイトの認証では、スタンダードになっていくと思われます。
データ分析の観点からみると、よりユーザーのIDを一意に定義しやすくなり、たとえば「こんなブログのコメントを残している人は、こんなECサイトでこんな商品を買っている」なんていう傾向も見れるようになるかもしれません。
・GPS
GPSはすでに国の施策としても、ケータイに標準装備される方向にあり、これに関連した各種ビジネスが盛んに取りざたされています。データ分析的にも、位置情報というファクターが加わることで、さまざまな切り口で分析できるでしょう。たとえばタクシーの乗車降車位置データから、「3月の第一月曜日のこういった天気の日には、ここで乗車するお客さんが多い」という傾向もつかめるかもしれません。
来週、けいはんな学研都市で、ケータイ国際フォーラムが開催され、私も参加予定です。午後から各オープンラボツアーで、企業の研究所の見学も行います。また新たな情報があれば、このブログで紹介したいと思います。
・電子マネー
WaonやNanaco、Suica,Icocaなど電子マネーが着実に浸透しつつあります。データ分析の観点からみると、たとえば駅の売店で売られている新聞は、みんな現金で購入するため今まで、何が売れたかはわかっても、誰に売れたか分かりませんでした。これが電子マネーで決済するようになるにつれて、顧客のRFM分析が日用品などでもできるようになります。(ただ、どのように分析結果を活用するのかは別途検討が必要ですが)
KSKソリューションズでも、Pentahoの一部であるWekaを中心にデータマイニングサービスを行っていますが、事業としてはまだまだこれからです。マイニング技術をベースにしたWebサービスへの展開のため、異業種の方や大学の研究者の方々とも定期的にお会いして情報交換しています。一方で、IDデータの増加やマイニング技術の進展はプライバシーの問題も同様に考えさせられます。ビッグビジネスになるのか、ビッグブラザーになるのかは今後も議論の分かれるところです。