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2010年09月 アーカイブ

2010年09月02日

オープンソースのメリットは「見える化」されていること

弊社で取り扱っていますPentaho(ペンタホ)Infobright(インフォブライト)といったソフトウェアはオープンソースの開発手法により作られています。オープンソース開発とは、透明なプロセスで運用され、早期に反復的なリリースを繰り返し、広く参加者を募ることでプロダクトの「品質」を急速に上げていく手法です。

ソフトウェアにおいて「品質」とはバグの少なさを指しますが、これは品質の1つの側面にすぎません。バグの他にも欠陥は、以下のあらゆるフェーズに存在します。全体品質という観点では、これらすべてを見る必要があります。

【ソフトウェアビジネスのライフサイクル】
1.要求→2.デザイン→3.実装→4.デリバリー・・・
ossmodel.jpg

【クローズドモデルでは】
ソフトウェアベンダーの担当セールスは、機能の要望をプロダクトマネージャーに上げます。プロダクトマネージャーは、それらをまとめて求められる機能を開発エンジニアに伝えます。開発エンジニアは品質担当エンジニアに機能テストとバグ報告を依頼します。これらがすべて終わった後、顧客は初めてソフトウェアを受け取ることができます。しかし、これらのプロセスは顧客から見えることはありません。そしてウォーターフォール型で進むため、要求・デザインフェーズの有効性は、実装・デリバリーされるまで検証されません。

さらに問題は、通常、品質担当エンジニアはソフトウェアを実際の環境で使用しないため、顧客のところでどのようなことが起きるかを想像することが難しいということです。またエンジニア全般的に顧客との直接のコミュニケーションをする機会がありません。

【オープンソースモデルでは】
まず要求フェーズが非常に透明です。顧客は自らの要求を追加したり、投票したりすることができ、もっともポピュラーな機能が決定されます。オープンなデザインの仕組みにより、顧客がデザインについて質問したり、ユースケースについて評価したりすることができます。早く繰り返されるリリースにより、実装途中でも顧客は欠陥を見つけることができます。これらの欠陥を初期段階でFixすることで、その後の開発をより効率的に進めることができます。


このソフトウェア開発の世界の原理は、広くビジネスの世界に適応され始めています。ナイキ(顧客によるスニーカーのデザイン)、やはてな(ソーシャルブックマーク)電気自動車の開発に至るまで、今後ますます様々なところで、この社外のリソースを活用したオープンビジネスモデルが採用されていくと思います。

2010年09月14日

あなたは知っていましたか?

弊社メンバーに教えてもらった動画です。初めての方はぜひご覧ください。(4分程の動画です)

私たち毎日の生活は変わらないようにみえても、テクノロジーやグローバルという観点でみると、すさまじい変化が起きていることに気付かされます。

世の中は今後さらに劇的に変化していきます。ただビジネスにおいては、流行りのものを追うのではなく本質的なものを追う必要があると思っています。

短期的な儲けだけを考えれば流行っているブームに乗ればよいのです。(今ならIFRS関連、Twitter関連サービスなどでしょうか)ただ、ある程度は成功できてもブームが過ぎれば早晩撤退を余儀なくされます。

10年以上の長期的なモデル構築を考える上で、技術的・社会的なトレンドを妄想することはすごく大切なことだと思います。たとえば、

トレンド1:オープンソース
今後、上記動画の示すように、さらにグローバル化が進みます。グローバル化が進むということは世界が狭くなるということです。さまざまな人が交流してコラボレーションがさらに活発になります。ソフトウェアのオープンソース化の流れは今後のトレンドといえます。

トレンド2:データ分析
インターネット等でのデータ量は激増します。ストレージコストは0に近づき、誰もが情報にアクセスできるようになります。そして、世界がより完全競争の状態に近づく時、企業の競争力の源泉になるのは情報活用力です。データが増えれば増えるほど、それらを適切にハンドリングして有効なルールを発見するためのインテリジェンスのニーズは確実に増えていきます。BIの流れも単なるブームではなく、一つのトレンドといえます。

2015年、オープンソースのBIはデータ分析の主流になっていると思います。


2010年09月28日

日本は世界とは違う!?変われない壁

【日本は世界と違う!?】
弊社でサービスをご提供しているPentahoやInfobrightはいわゆる海外のオープンソースです。時々、訪問した先のお客様やベンダー様より、「海外のソフトは日本に合わない」「日本の方式は違う」・・・という声をいただくことがあります。おっしゃることは非常によく理解できます。

ただ一方で、ラディカルに「日本は違う」という固定観念を持つことは非常にもったいないし、視野が狭いと思います。日本だけでなく、どの国も一つとして同じ国はありません。ひとくちに欧米といっても、EUと米国ではまったく違います。また、EUに行かれた方なら、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ・・・などで言語や文化が全く違うことを実感されると思います。アジアにおていも、中国、韓国、タイ、ベトナム、インドネシア・・・それぞれ独自の方式があります。日本は違うという固定観念が、日本のグローバル化を阻害しているように思えてなりません。ガラパゴスケータイがその最たる例ではないでしょうか?

私は日本の良さを否定するつもりはありません。我々日本人には独特な文化や強みがあります。勤勉さ、繊細さ、優しさ、謙遜する心などです。また、変化への適応力も日本人の強みであったはずです。明治維新の志士や戦後の経営者たちは、異なる価値観を清濁合わせて飲み下し、自らの糧にして変革と成長を行ってきました。しかし、これは黒船や敗戦といった強烈なインパクトがあったからだと思います。

現在、日本は変革を行わなくても、先人達の遺産でそれなりにGDPを保持しており、私たちの生活は明日すぐに変わる訳ではありません。ただ、固定観念にとらわれているだけでは、ジリ貧状態、成長はありません。

【変われない壁は語学力】
このグローバル化、インターネットの時代に、異なる文化を受け入れる壁になっているもの、それは「語学力」、特に英語力だと思います。私の個人的な意見ですが、日本人全員が英語に習熟する必要はないと思います。我々には日本語という優れた日常のツールがあります。ただし、社会でリーダーシップを取る人(政治家、企業のマネージャー、経営者等)には、英語によるコミュニケーションや情報収集が不可欠です。なぜなら、その能力の有無により、その組織や集団の行く末までも左右されるからです。

「英語はあくまでツールだ、問題は中身だ」という人がいます。確かにそうかもしれません。しかし、中身を120%にも、10%にもするのが語学力です。Webの情報量も英語と日本語では圧倒的に違います。かくいう私も30歳を過ぎてから、苦労して身につけた(つけていっている)方です。海外ベンダーとの交渉でも歯がゆい思いをすることもありますので偉そうなことは言えません。しかし、常に学び、向上する気持ちは持ち続けたいと思います。

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