【日本は世界と違う!?】
弊社でサービスをご提供しているPentahoやInfobrightはいわゆる海外のオープンソースです。時々、訪問した先のお客様やベンダー様より、「海外のソフトは日本に合わない」「日本の方式は違う」・・・という声をいただくことがあります。おっしゃることは非常によく理解できます。
ただ一方で、ラディカルに「日本は違う」という固定観念を持つことは非常にもったいないし、視野が狭いと思います。日本だけでなく、どの国も一つとして同じ国はありません。ひとくちに欧米といっても、EUと米国ではまったく違います。また、EUに行かれた方なら、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ・・・などで言語や文化が全く違うことを実感されると思います。アジアにおていも、中国、韓国、タイ、ベトナム、インドネシア・・・それぞれ独自の方式があります。日本は違うという固定観念が、日本のグローバル化を阻害しているように思えてなりません。ガラパゴスケータイがその最たる例ではないでしょうか?
私は日本の良さを否定するつもりはありません。我々日本人には独特な文化や強みがあります。勤勉さ、繊細さ、優しさ、謙遜する心などです。また、変化への適応力も日本人の強みであったはずです。明治維新の志士や戦後の経営者たちは、異なる価値観を清濁合わせて飲み下し、自らの糧にして変革と成長を行ってきました。しかし、これは黒船や敗戦といった強烈なインパクトがあったからだと思います。
現在、日本は変革を行わなくても、先人達の遺産でそれなりにGDPを保持しており、私たちの生活は明日すぐに変わる訳ではありません。ただ、固定観念にとらわれているだけでは、ジリ貧状態、成長はありません。
【変われない壁は語学力】
このグローバル化、インターネットの時代に、異なる文化を受け入れる壁になっているもの、それは「語学力」、特に英語力だと思います。私の個人的な意見ですが、日本人全員が英語に習熟する必要はないと思います。我々には日本語という優れた日常のツールがあります。ただし、社会でリーダーシップを取る人(政治家、企業のマネージャー、経営者等)には、英語によるコミュニケーションや情報収集が不可欠です。なぜなら、その能力の有無により、その組織や集団の行く末までも左右されるからです。
「英語はあくまでツールだ、問題は中身だ」という人がいます。確かにそうかもしれません。しかし、中身を120%にも、10%にもするのが語学力です。Webの情報量も英語と日本語では圧倒的に違います。かくいう私も30歳を過ぎてから、苦労して身につけた(つけていっている)方です。海外ベンダーとの交渉でも歯がゆい思いをすることもありますので偉そうなことは言えません。しかし、常に学び、向上する気持ちは持ち続けたいと思います。