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Pentaho アーカイブ

2007年11月19日

Pentahoトレーニング in 香港 Day1

11月19日~22日、香港にてPentahoのBAMトレーニングを受けてきました。一言でいうと、オープンソースBIの素晴らしさと不完全さをよく理解できた素晴らしいトレーニングだったと思います。
講師はPatrickというフランス人、受講生は、香港人5名+中国人1名+日本人2名(私含む)
トレーニングはすべて英語ですが、みんなNativeではないために、そんなに困ることはありません。まず、簡単にトレーニングの内容を振り返っていきたいと思います。また、今後できるだけ機会を設けて、Pentahoの内容を分かりやすく解説していきたいと思います。

Day1
初日の内容は、Pentahoの中身というよりも、オープンソースBIを取り巻く環境からのオープンディスカッションに始まり、Pentahoのアーキテクチャーの理解とPentaho1.6及びKettle2.52の
インストール等が主な内容です。以下要点のみまとめます。

1、Introduction
講師の自己紹介の後、各自簡単な自己紹介。
講師のPatrickは、リヨンでBPM-councilという会社のCEO、Pentaho、Cognosを中心にコンサル等を展開している。15年ほどCognosに勤めた後独立。かなりオープンソース好き。BIのトレンドから、技術的にも詳しい。自社でMondrian 用のOLAPツールを開発。本トレーニングでも使ったがUIがしっかりしており、かなり使いやすい。

2、Overview about Pentaho
Pentahoはご存じのようにオープンソースである。その内容は、ETLを行うKettle、OLAPであるMondrian、レポートエンジンであるJfree、データマイニングのWeka、これらがPentahoという一つのプラットフォームで動作する。ここまで広範囲のアーキテクチャーを持つオープンソースは他では見当たらない。またGoogle等他のWebアプリとの親和性・拡張性は、CognosやBOを凌駕している。一方でPentahoはそれぞれがプロジェクトで動いているため、素晴らしい成果のプロジェクトもあれば、まだまだ頑張ってもらいたいプロジェクトもある。こうしたところがオープンソースの良いところでもあり、悪いところである。
しかし、ライセンスを払わずにここまでのサービスを使えるのは、単純に素晴らしい、というのが実感である。今回の中心テーマKettleだけでも十分業務で使えるものである。

・subscription
Pentahoは、今年からProバージョンを取りやめ、サブスクリプションによるサポートのみとなった。これについてのオープンディスカッション。これは、英語圏/非英語圏によってとらえ方が異なる。フランスでは12000Euroを設定しているとのこと、アメリカでは、一般的に$12000
アジアはもっと安い等の意見がでる。日本ではどうするか?これは今後検討が必要である。

・Jasper vs Pentaho
Jasperはどちらかというと長い目でビジネスを捉えている。Pentahoはかなりドラスティクに短期的な成長を模索している(Patrick談)Jasperの内部についてはよく分かりませんが、Pentahoがドラスティックというのは各種のバージョンアップ頻度を見ても理解できます。
Pentahoは、マーケティングよりもR&Dに力を入れているところが、他の大手BI(IBM-Cognos,SAP-BO,Oracle-Hyperion)との違い。確かに大手BIはマーケティングに予算を投じ過ぎている。最近の買収再編も理解できる。

・Olap Desiner JPivot is not suppoerted by Penbtaho
気をつけなければいけない点として、Jpivotはpentahoサポートの範囲外ということである。これはサポート契約の中に書いてあるが見逃しがち。

・Jfree is not supprted by Flash
JFreeレポートでは、フラッシュを用いた動きのあるグラフは実現できない。これは特に日本のユーザー向けには痛いところである。

・ROLAP(Mondrian) vs MOLAP(Hyperion,Cognos)
OLAPについては、またDay3で触れるが、基本的MondrianはRolapである。要はMDXを処理するライブラリである。そのため、速度の点においては、いくつかのテクニックが要求される。

・Kettle
今回4日間のトレーニング中、実にまる2日間をこれに費やした。それだけ価値があるし、これがオープンソースとして提供されていることは素晴しい。
今回はKettle2.52をインストールした。先週Kettle3.0がリリースされたが、まだ1~2か月は一人で楽しむだけにした方が良い、製品に使うとNightmare(悪夢)を見るとのことである。(Patrick談)
Kettleはmatt caster氏により、開発が進められており、最新状況は彼のBlogをチェックすると良いようである。

2007年11月20日

Pentahoトレーニング in 香港 Day2

2日目はインストールしたKettleを元に様々なETLを行いました。詳細については、また後日解説していきますが、内容は以下のようなところです。DBはPostgreSQLを使用しました。

Kettle
基本的なtransfomation
Input/Output
Lookup
Select value
Calculator
Filter
Sort
Join
Merge
Group by
Normalize/Denormalize
Java script
レポジトリの考え方
Lab

基本的に、2日目はETLに始まり、ETLに終わる。
普段なれないDB操作に疲れました。終了後、同じ受講生のSさんと近くのPubへ。
PintのGinnessを飲むと、イギリスに留学してたころを思い出しました。
もうあれから3年が経つんだなあとしみじみ。

Pentaho data integration

2007年11月21日

Pentahoトレーニングin香港 Day3

3日目は、午前中にKettleの上級編、午後からはOLAPを中心に、講義と実習。
詳細に関しては、また後日解説していきます。

Kettle
複雑なトランスフォーメーション
Jobの考え方
OLAP
Monrian
Cube desiner
Workbench designer
Lab

講師Patrickの会社BPM-councilのSchema DesinerはGUIが非常に充実しており、
素晴しい。これはWorkbenchデザイナーをベースにGUIを中心にカスタマイズ
している。またROLAP/MOLAPともに対応している。
これはオープンソースではないが、Patrickの好意で自由に使っていいよ、と
いただいた。そのまま販売はできないが、内部のツールとして、今後の開発
方向性として大変参考になる。


Schema desiner

2007年11月22日

Pentahoトレーニングin香港 Day4

4日目の最終日は、Olapツールを使用したり、Pentahoのセキュリティ、JPivotについてのレクチャーと演習を行いました。フライトの関係で、名残惜しいが14時には早退。21時に無事、関空に到着。

Free analysis using ol_olap
Lab
Security
JPivot
Aggregate table
Role

Free analysis

2008年04月13日

Pentaho 新製品情報

今回は、Pentaho関連の情報をお伝えしてまいります。

Pentahoでは、毎月1回、全世界のパートナーがWebを介して会議を行います。(日本時間の深夜1:00からというのが厳しいところですが。。。)先週のパートナー会議では、以下のUpdateが発表されました。

・OlapエンジンのMondrian3.0がリリースされました。
・Pentaho Reporting EvaluationがUpdateされました。
・まもなく(30日以内に)Pentaho OpenBI 1.7がリリースされます。
 前回の1.6からもうバージョンアップ、かなりのハイペースです。
 
また、新たなプロジェクトも開始されます。
・Mantle・・・Google Web tool Kitを使った新しいユーザーインタフェースのプロトタイプ
・Halogon・・・Google Web tool Kitを使った新しいOLAPフロントエンドプロジェクト

プロジェクトの詳細が分かりましたら、またお知らせします。お楽しみに。

Pentaho 新製品情報

今回は、Pentaho関連の情報をお伝えしてまいります。

Pentahoでは、毎月1回、全世界のパートナーがWebを介して会議を行います。(日本時間の深夜1:00からというのが厳しいところですが。。。)先週のパートナー会議では、以下のUpdateが発表されました。

・OlapエンジンのMondrian3.0がリリースされました。
・Pentaho Reporting EvaluationがUpdateされました。
・まもなく(30日以内に)Pentaho OpenBI 1.7がリリースされます。
 前回の1.6からもうバージョンアップ、かなりのハイペースです。
 
また、新たなプロジェクトも開始されます。
・Mantle・・・Google Web tool Kitを使った新しいユーザーインタフェースのプロトタイプ
・Halogon・・・Google Web tool Kitを使った新しいOLAPフロントエンドプロジェクト

プロジェクトの詳細が分かりましたら、またお知らせします。お楽しみに。

2008年04月24日

「データウェアハウス&CRM Expo」に出展致します。

KSK ソリューションズでは、2008年5月14日-16日に東京ビッグサイトで開催される「第13回データウェアハウス&CRM Expo」に出展いたします。

当日はオープンソースBI「Pentaho」のデモを毎日実施いたします。また、BIコンサルタントがシステム構築のご相談にのります。

Pentahoのメリット・デメリットを余すところなくご紹介させていただきます。

招待状が必要な方は、弊社ホームページの「お問合わせ」より、「EXPO招待状希望」と記載いただき、お気軽にお申し込みください。追って招待状を郵送させていただきます。

多くの皆様のご来場をお待ちしております。

pentaho_dwhshow3.PNG

2008年05月09日

Pentaho 新製品情報

Pentahoのパートナー会議で発表された新製品情報、今後の方向性をお知らせします。

1.新しいサポートサービス
Pentahoはご存じのようにオープンソースです。バージョンアップが速く、次々に新しい機能が実装される一方で、ドキュメントの整備がなかなか追いつきません。
よって、今後はドキュメントと並行してKnowledge Base(ナレッジベース)を充実させていくことになります。これは、以下のようなコンテンツが含まれます。

knowledgebase.PNG

また、Community(フリー)とSubscription(有償版)によってコンテンツ内容が異なります。
Pentahoに関する知識・ノウハウが世界中のパートナーで共有できれば、素晴らしく生産性も上がるでしょう。あとは、日本語でもこのナレッジが共有できれば、さらに日本のユーザーにとっても素晴らしいですね。これは、今後当社でも検討していきたいと思います。

ナレッジベース化は、賢明な方法だと思います。ドキュメントは、作成する労力の割に、その情報は陳腐化しやすいものです。結局、私たちやお客さまが欲しいのは、ドキュメントではなくて、実際のノウハウだからです。
PentahoのServiceいわく、「Software is FREE, But Know Why & Know How is for SALE」 のスタンスでやっていくとのこと。本ナレッジベースは、秋頃にまずSIパートナーに公開されて、その後、年明けに一般に公開される予定です。


2.オープンソースのリリース情報
5月4日に、Pentaho BI Suite 1.7.0 RC-1 がリリースされました。
これにともない、 Pentaho metadata(Pentahoメタデータ)やPentaho Design Studio(Pentahoデザインスタジオ)がバージョンアップされました。さらに、Shema workbench(キューブのデザインツール、Cube Designerと同等)が初めてUpされました。

前回のバージョンアップから、わずか2か月。概ね1~2か月単位でマイナーバージョンアップがされており、さらにプロジェクトの数も増えています。Pentaho各プロジェクトは、細かくみるとまだ使いにくい部分もありますが、どんどん改良が進んでおり、今後がますます楽しみです。

さらに、今後の予定として Coming Soon!
Data Integration 3.1 GAが6月中旬にリリースされます。
Open BI Suite 1.7 GAが5月下旬に、2.0が6月末にリリースされます。

また新たな情報が入り次第お知らせします。

2008年07月05日

コマーシャル・オープンソースとは

Pentahoについて、多く受ける質問の一つとして、「コマーシャル・オープンソース」って何?ということが挙げられます。コマーシャル・オープンソースは、オープンソースコミュニティのパワーをビジネスに上手く適応した手法です。Pentaho以外にも、オープンソースのCRMである「SugarCRM」がこの手法を用いて成功しています。

大まかな流れは、以下の通りです。1~6が繰り返されます。
1.Pentahoスタッフにより、開発が行われる。
2.新機能がオープンソースとしてリリースされる。
3.コミュニティメンバー(現在世界で1500人ほど)が随時ダウンロードして、検証し、テストし、バグや要望を報告。
4.急速に安定化していく。
5.安定化したものを、サブスクリプション版(有償版)としてリリース、販売する。
6.有償版で得た利益を開発に投資する。(1へ戻る)

Pentahoでは、このモデルをBeefarmモデルと呼んでおり、Pentahoのコミュニティを巣箱に見立てて、開発者がミツバチとなって巣を作り上げることを志向しています。

pentaho_beefarm.JPG

Beefarm(養蜂場)では、bee(ミツバチ)をケアし、beeである開発者やコミュニティメンバーが気持ち良く仕事ができる空間(コミュニティ)を作ります。そこで出来上がったハチミツは、ボトリングされ、パッケージされ、セールス、配送を経て、お客様のところへ届けられるのです。こうした完成品(サブスクリプション版)になって、初めてお客様は対価を払っていただけるというわけです。

このようなモデルにより、Pentahoは2005年の設立以来、急速に機能・品質の向上を続けています。この秋には、メジャーバージョンアップ(ver2)も行われます。今後がますます楽しみです。

2008年07月10日

iphone(アイフォン)でBI、 『BI phone』!?

我らが(?)Pentahoもタイムリーなタイミングでiphone用BIソリューションを発表しました。下記サイトでプロモーションムービーがご覧になれます。ぜひ一度ご覧ください。実用的かどうかは別として、単純にとても面白いです。iphoneを買ってPentahoを動作させたくなります。

(下の画像をクリックしてサイトに行ってから、watch the video を押してください。)

biphone.JPG

2008年08月05日

Pentaho日本語サイトがオープンしました

KSKソリューションズでは、8月よりオープンソースBI Pentahoの日本語サイトを新たにオープンいたしました。本サイトは、米国Pentaho承認の日本語サイトとなります。今後は、Pentahoのローカライズ、サービス、サポート、Tips情報などを、さらに充実していきます。

Pentaho(ペンタホ)日本語サイトpentaho-partner.jp.JPG


今後さらに以下の情報も充実してまいります。お楽しみに。

2008年9月~
・Pentaho日本語デモの体験機能
・Pentaho日本語プロパティファイルのダウンロード機能
・簡易インストールマニュアル配布
・BI&Pentaho用語集整備
・Pentahoブログの開設

2008年11月~
・Pentaho version2.0情報の公開
・日本語コミュニティ機能
・導入事例の整備

上記に伴い、Pentaho関連の情報は、今後、http://www.pentaho-partner.jp内で、更新してまいります。
本ブログも存続いたしますが、今後はKSKソリューションズ、BI、マイニングなどに関する情報を中心に連載いたします。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

2009年05月25日

展示会へのご来場ありがとうございました♪

5月13~15日に開催されたデータウェアハウス&CRM EXPOは、たくさんの方にご来場いただき、盛況のうちに終えることができました。

ご来場くださった皆様、誠にありがとうございます。

展示会では、新製品となるPentahoバージョン3.0をデモいたしました。間もなく3.0のローカライズも完了し、弊社デモサーバでもお試しいただけるようになります。残念ながらご来場いただけなかった皆様、もう少々お待ち下さいませ。

今後とも、KSKソリューションズ及びPentahoをどうぞよろしくお願い申し上げます。

Have a great Open Source Day with Pentaho
★KSKソリューションズ Pentahoチーム★

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2009年07月30日

Pentaho書籍のご案内

Pentahoの関連書籍が、2009年9月に出版されます。Pentaho公認のものではありませんが、オランダ人のパートナーRolandを中心に執筆されているもので、MySQLとPentahoを使用してBIシステムを構築するための解説書です。弊社でもこちらを翻訳を検討中です。取り急ぎ、個人的に予約(購入)しましたので、また内容の感想などを述べたいと思います。

2009年08月27日

Pentaho meets Alfresco & SugarCRM

来る9月16日(水)溜池山王会館にて、「Enterprise Open Source の実力」セミナーが開催されます。これは、主要な業務用オープンソースを展開する3社が一同に会するセミナーです。

・文書管理のOSS「Alfresco」(イージフ様)
・CRMのOSS「SugarCRM」(オープンソースCRM様)
・BIのOSS「Pentaho」(KSKソリューションズ

各社、導入事例やデモンストレーションなどを交えながら、プレゼンテーションを行います。

Alfrescoは、イギリスで生まれたECM(Enterprise Contents Management)のOSSプロダクトです。ビジネスで使用されるドキュメントのライフサイクルを安全かつ効果的に運用・管理するために必要なものです。特に最近では内部統制の必要性から企業に必須の仕組みになっています。

SugarCRMは、米カリフォルニアで生まれたCRM(Customer Relationship Management)のOSSプロダクトです。CRMについては語るまでもありませんが、顧客との接点情報を効果的に収集・整理・分析できるものです。BtoBだけでなく、BtoCでも使用されています。また販売だけでなくマーケティングやカスタマーサポートの用途でも使われています。

Pentahoは、ご存じのように米フロリダ発のBI(Buisness Intelligence)のOSSプロダクトです。企業内に蓄積されたデータを統合し、レポートや多次元分析、ダッシュボード、データマイニングなどの技術により、組織内での情報共有を素早くシームレスに行うものです。

3つのプロダクトはそれぞれ別のプロジェクトですが、ターゲットとなるお客様は同じになる場合が多々あります。
たとえば、
「CRM」で蓄積した顧客データを、「BI」で多次元分析して、その内容をレポートし、「ECM」で安全に運用管理しながら、次のマーケティング戦略を立てていく・・・などといった場合。

CRM, BI, ECM云々とありますが、実のところ、お客様には製品のカテゴリーはあまり重要ではありません。要はそれぞれが抱えておられる問題を解決したいということ、3社のOSSを組み合わせることで、より面白いソリューションが提供できると思います。

皆様のご参加お待ちしております。

お申込みは、主催者イージフ様のページより直接お願いいたします。
http://www.aegif.jp/event/seminar090916.html

2010年12月08日

オープンソースBI(ビジネスインテリジェンス)にまつわる神話

Pentahoを中心に日本でもオープンソースのBI(ビジネスインテリジェンス)が広まってきました。Gartnerは2012年にかけてこの市場は5倍に成長するだろうと予測しています。Gartnerの予測が100%的中するとは限りませんが、Pentahoは2010年度で前年比約150%成長するようです。このペースで行くと、大きく外れることはないように思います。

ただ、まだオープンソースBIについて誤解をされている方が結構いらっしゃいます。また競合他社も自社の顧客をガードするために、オープンソースBIについて間違った言及をすることがあります。

例えば以下のような...

“オープンソースBIは、商用BIの一部の機能しか持っていませんよ。”
確かに10年前のオープンソースBIはそうでした。ETL(Kettle), OLAP(Mondrian), レポート(Jfree report),データマイニング(Weka)など個別のプロジェクトが存在しているだけでした。2005年にPentahoができ、これらが統合されました。現在は、フル機能のBI Suiteが提供されるようになっています。

“オープンソースBIはダウンロードされているだけで商用では使われていませんよ。”
これは20年前の考え方です。今は商用でもバリバリと使われています。これはBIに限らず、すべてのオープンソースに当てはまります。特にオープンソースBIは、金融・通信・小売など特に大手企業での導入が増えています。

“商用BIは何千もの顧客で実績があります、オープンソースBIを使うことで失敗リスクを高めたくないでしょう?”
商用BIツールの方が失敗リスクは高いといえます。BIプロジェクトにおける失敗とはなんでしょうか?ほとんどの失敗は、BIシステムを完成できないことではなく、BIシステムをエンドユーザーが活用しきれないことです。この原因になっているのは、1)コンサルタントやSIerのBI活用ノウハウの不足、2)ユーザーへのトレーニングやサポートの不足、3)ビジネス環境の変化への対応不足、などです。特に2)についてはソフトウェアを買うことに予算が回ってしまい、活用するための予算が取れていません。3)についても一旦業務システムのようにガチガチに構築してしまっては、柔軟な変更ができません。オープンソースBIは、低額なコストとフル機能のBIスイートで、これらのリスクを大幅に緩和することができます。

“オープンソースはセキュアではありません。大切な情報をオープンソースBIによって漏えいしたくないでしょう?”
これは典型的なFUDです。FUD とは、不安(Fear)、不確実(Uncertainty)、不信(Doubt)。競合相手が自分達のものより優れていて、しかも価格も安い、つまりは自分達の製品では太刀打ちできない製品が発売されるときに利用されるマーケティングのテクニックです。

“オープンソースBIを導入したいなら、ソースコードを触らなくてはなりませんよ。”

そんなことはありません。ソースコードを触ることもできますが、ほとんどのお客様は実行形式を希望されます。また、エンタープライズ版では、商用以上のさまざまな配布形態(Win/Linux/Mac、32bit/64bit、インストーラーかマニュアルデプロイ)が用意されています。

“オープンソースBIは、コミュニティのエンジニアが片手間に開発しているんです。誰も動作を保証してくれませんよ。”
これも良く誤解されるのですが、例えばPentahoでは製品の開発はPentahoのフルタイムのスタッフが開発しています。サポートもフルタイムのサポートエンジニアが行います。エンタープライズ版ではすべてのソフトウェアの動作が保証されています。コミュニティのメンバー(世界で約2万人)だけで開発することもありますが、ほとんどは情報共有や検証、ローカライズなどで協力しています。

“世の中にFree Lunch(タダの御飯)なんてありえませんよ!”
その通りです。ビジネスインテリジェンスの開発には多くのお金がかかります。これを維持するためには収益を上げることが必要です。しかし、コストパフォーマンスの良いBIはあります。安くておいしいレストランは派手な広告宣伝を行わなくても、口コミでその評判が広がり来客が絶えません。オープンソースBIも今まさにこのような状況になりつつあります。これはどのビジネスにも言えることですが、「良いものを良い値ごろ感」で提供することが重要なことだと思います。

2011年01月17日

Pentahoグローバルサミット2011へ参加します

全世界のPentahoパートナーが集まるパートナーサミットが1月19-20日と米サンフランシスコで開催されます。かなり濃い内容で、Pentaho漬けの2日間です。またロードマップなど最新情報などをお届けしたいと思います。

2011年01月22日

Pentaho Global Summit2011が閉幕

2日間に渡り米San Franciscoで行われたPentaho Global Summit 2011が終わりました。ビジネス・技術両面で収穫が多く、有意義なカンファレンスになりました。

【ビジネス面】
既存のBIベンダーの売上が伸び悩む中、Pentahoは2010年に前年比120%Upの成長を実現しました。特に2010年後半からの勢いがすさまじく、マネタイズのフェーズに入りつつあることを印象づけました。2011年もさらに成長カーブを加速させる勢いがあり、CEOのキーノートセッションでもイケイケ感が出ていました。KSKソリューションズは、これまでの日本での貢献が評価され、めでたくアワードを受賞することができました。2011年はさらにPentaho×KSKの協業を加速していきます。
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【テクノロジー面】
早朝から夕方まで、技術紹介、事例紹介、ハンズオン、プレゼンテーションの仕方など、さまざまなセッションがありましたが、まずは発表された主なロードマップを紹介します。

2011年3月 
Pentahoデータ統合(ETL)にクレンジング機能が追加
アナライザーとダッシュボード連携の改善
複数パラメーターの対応

2011年4月-6月 
Pentahoデータ統合4.2リリース
 Hadoop - ストリーミングデータソース対応、Hbase対応
 アジャイルBI - スター/スノーフレークスキーマ対応、モデリングUIの改善
 予測分析機能の追加(Wekaデータマイニング) 

2011年7月-9月 
Pentaho BI Suite 4.0 メジャーバージョンアップ
 マルチテナント対応
 バージョン管理機能、DIサーバーとBIサーバーレポジトリの統合
 マネジメントサービス機能の改善
 アナライザー - プラグインキャッシュ、コンテンツリンク対応
 データマイニング for Hadoop

相変わらず、アグレッシブなロードマップです。2011年が楽しみです。

Pentaho 社は、サンフランシスコとフロリダにオフィスがあります。土地柄なのかオープンソース会社のためなのか、みんなオープンかつフレンドリーです。コード談義に花を咲かせる技術者とセールスやマーケティングを担当するシニアなメンバーが良い割合でミックスされていてチームとして良く機能しています。またパートナーやOSSメンバーの国際色も豊かです。今回話したメンバーは覚えているだけでも、米国、ドイツ、フランス、デンマーク、ポルトガル、インド、中国、香港、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、インドネシア・・・ぜひ近いうちに日本にも呼んで、皆さんと会える場を設けたいと思います。

2011年09月30日

Pentahoプラチナリセラーに昇格

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KSKソリューションズは、おかげさまで今月よりPentaho社のプラチナリセラーに昇格いたしました。アジア地域においては唯一のプラチナリセラーとなります。これも日頃ご愛顧いただいている日本のお客様のおかげです。改めてお礼申し上げます。

Pentaho社自体も3年連続でBossie(ベストオブオープンソース)を受賞するなど、まだまだ勢いよく成長中です。2012年にかけて5倍に成長するだろうというGartnerの予想を上回る勢いです。

さらにBI、DWH、データマイニング市場を見ると、「ビッグデータ」の高まりを背景に市場自体が大きく活性化しつつあります。

弊社としても、今後さらに有益なオープンソースの分析サービス、ソリューションをご提供できるよう社員一同努力してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

2011年11月07日

PentahoアジャイルBIを翻訳しました

「PentahoアジャイルBI 速く、柔軟で、効果の高いBIプロジェクト手法」を翻訳しました。原文は、PentahoのChief Geekであるジェームス・ディクソンが執筆したものです。こちらからダウンロードいただけます。BIに関わるすべての方に参考になると思います。

以下、サマリーより抜粋:
アジャイルBIは、経済性と実効性を劇的に改善することで、従来のBIプロジェクトの概念を変えるものです。「リソースが調達できたら、来期から始められるかもしれない」という代わりに、こう言います。「今日の午後から始めよう」と。

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